ITJ Lab

Research notes by ITJ

法律 × 技術 × AI。
弁護士が実験し、記録する。

弁護士法人ITJ法律事務所が、技術と法律の交差点を研究し、実験の過程を公開します。

著作権の権利ガイド条文・行政資料・図解で、権利を一つずつ

THE THREE PILLARS

研究の3つの柱

法律と技術のあいだにある、まだ名前のない問いを見つける。

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新着記事

実験の途中で考えたこと、わかったこと。

AI Practice

AIにWebページを読ませる前に、HTMLを本文とリンクだけのMarkdownにする小さなツールを作った

AIにURLやHTMLをそのまま渡すと、ページの取得に時間がかかり、広告やスクリプトなど本文以外のものも一緒に渡ることになります。そこで、HTMLを貼り付けるかファイルを入れると、本文テキストとリンク一覧をMarkdownに整理して保存できるツールを作り、ITJ Labに置きました。処理はブラウザの中だけで行い、HTMLの中身はどこにも送信しません。

ノート
New Law

亡くなった俳優がAIで映像化されたとき、遺族は何で守るか ― 類型別の対抗手段、死後に組み立てる体制、生前に作っておく3つの文書(私案)

生前の準備が十分でないまま俳優が亡くなり、AIで新しい映像が作られたとき、遺族は「故人の権利を相続した」とは正面から言いにくいのが日本法の現状です。そこで、AI映像を4つの類型(既存映像の改変/新規生成で敬意ある商業利用/侮辱的・性的/AIサービスの宣伝)に分け、それぞれに効く手段と届かない点を整理し、死後90日・1年・継続で遺族が組み立てる体制、遺族間協定書・管理方針書・削除申出書の骨子、そして生前に作っておく3つの文書(生前指示書、家族合意書、制作会社との覚書)の私案を示します。

ノート
New Law

俳優が死後の自分の声と顔を遺族や会社に委ねるには、生前にどんな契約を結べばよいか ― 契約の束の設計と条項の私案(検討段階)

パブリシティ権は本人の死亡で消える可能性があり、「死後の権利を遺す契約」は正面からは成り立たないかもしれません。そこで、死後も消えない権利への転換、不正競争防止法の「管理」の実体づくり、第三者への同意取得義務、遺族の意思決定の一本化、の4つを目的にした契約の束(管理契約、権利譲渡・信託、出演契約の追加条項、遺言、死後事務委任)を設計し、主な条項の私案を示します。裁判で認められない可能性のある私案であり、確定した考えではありません。

ノート
New Law

亡くなった家族の声や顔が勝手に使われたら、遺族はどうすればいいのか ― ヘプバーンの遺族の30年、ロビン・ウィリアムズの25年から考える一般論と提言

故人の肖像や声を生成AIで再現する例は、許諾を得たものも無断のものも増えています。オードリー・ヘプバーンの遺族が死後30年以上にわたり各国で続けてきた管理と訴訟、生前に死後25年の使用禁止を文書にしたロビン・ウィリアムズ、住所地の主張が裏目に出たマリリン・モンローの遺産、日本のAI美空ひばりと「ぱいどん」。公表された実例から、遺族が最初にすべきこと、遺族に向かない手段、本人が生前にしか決められないことを一般論として整理し、末尾に検討段階の提言を書きます。

ノート
New Law

亡くなった人の声や顔を生成AIで再現されたとき、遺族は何ができるか ― 法務省の解釈指針(2026年8月)が死後について書いたこと

肖像権・声をみだりに利用されない権利は死亡で消え、パブリシティ権が相続されるかは結論が出ていません。法務省の「生成AIによるパブリシティ権侵害等に関する解釈指針」(2026年8月7日公表)の本文から、死後の利用に関する節と想定事例6・7を読み、遺族に残る手段(敬愛追慕の情、不正競争防止法、実演家の死後の人格的利益)と、生前にしか作れないものを整理します。末尾に検討段階の見方を分けて書いています。

ノート

WORK IN PROGRESS

実験テーマ

これから取り組むテーマです。進み具合は、記事として順次公開します。

準備中

AIによる法律情報案内の試作

一般的な法律情報を案内する対話型ツールを検討しています。法律相談や法的助言を行うものではありません。

準備中

事務作業へのAI活用

定型的な事務作業にAIをどう使えるか、守秘義務に配慮した範囲で検証する予定です。

実験中

判例調査でのAI活用

裁判所ウェブサイトに新しく掲載された裁判例を、週に一度、AIに読ませて要旨にしています。人が選んだものは、解説記事にします。AIの要約の限界も、記録していきます。

判例ウォッチを見る

ABOUT

ITJ Lab は、弁護士法人ITJ法律事務所(第一東京弁護士会所属)が運営する研究と実験の記録です。法律実務のそばで技術を試し、技術のそばで法律を考えた過程を、ノートとして残しています。