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AI Practice

AIで事務所のイメージ動画を作ってみた ― Claude CodeとHiggsfieldの連携

1本作ってみた記録です。サービスの性能を評価・保証するものではありません。仕様や料金は変わるので、実際に使う前に各サービスの画面で確認してください。(2026年9月時点)

「Claude CodeでAI動画が全自動で作れる」という紹介動画を見て、実際に試しました。題材は、当事務所のイメージ動画です。できたものが次の映像です。

完成した15秒のイメージ動画。映像と音楽はAIで生成し、文字は後から重ねています。

使ったもの

  • Claude Code(デスクトップ版):日本語で指示を出す相手です。
  • Higgsfield:画像や動画を生成するサービスです。MCPという仕組みでClaudeとつなぐと、Claudeから生成を依頼できます。
  • ffmpegとPython:文字入れと、サイト用の圧縮に使いました。

接続は、Higgsfieldのアカウントを作り、Claudeのコネクタとして追加して、ブラウザでログインするだけでした。APIキーの発行は不要でした。アカウントの作成とログインは、自分で行います。

作り方

  • 「事務所のサイトからイメージ広告の動画を作って」と指示する。
  • Claudeが構成案を作る。今回は3カット(夜明けの水辺のオフィス街、法律書の棚と机、窓辺の2人の後ろ姿)でした。
  • 生成の前に、消費するクレジットの見積りを取る。15秒・1080p・音楽付きで180クレジットでした。承認してから生成します。
  • 数分待つと、動画ができる。
  • 動画をダウンロードし、コマを切り出して中身を確認する。
  • 事務所名などの文字を重ねて、完成。

途中で、Higgsfieldから暗い雰囲気のテンプレートを勧められましたが、事務所の印象に合わないので使いませんでした。勧められたものをそのまま採用しない、という判断は人の側に残ります。

弁護士広告として気をつけたこと

紹介動画の主な使い道は、AIの人物が商品を薦める広告でした。これは法律事務所では使えないと判断しました。

  • 架空の人物が体験談や推薦を語る映像は作らない。実在しない人の体験談は、誤認を招く表示になり、景品表示法のステルスマーケティング規制との関係でも問題になり得ます。
  • 人物は後ろ姿のシルエットだけにする。顔のアップは入れず、実在の人物に似ることを避けました。
  • 映像の中に文字やロゴを生成させない。AIは日本語の文字を崩しやすいためです。文字は後から自分で重ねました。
  • 「映像はAIで生成したイメージです」と全編に表示する。実際の事務所や所属弁護士の映像だと誤認されないためです。
  • 法人の名称と所属弁護士会を表示する。断定的な表現や、他と比較する表現は入れない。

確認して分かったこと

  • 3カットとも、おおむね指示どおりでした。ロゴや看板、人物の顔の映り込みはありませんでした。
  • 本の背表紙に、文字のような模様が出ました。ぼけていて読めませんが、AI特有の意味のない文字です。「文字を入れない」と指示しても、こうした細部には出ます。
  • 風景は実際の街や事務所ではありません。それらしく見えるだけです。だからこそ、AI生成の表示が必要だと感じました。

つまずいた点

文字入れで、手元のffmpegに文字を描く機能が入っていませんでした。そこで、Pythonで文字だけの透明な画像を3枚作り(冒頭の標語、終わりの事務所名、AI生成の注記)、動画に重ねる方法に切り替えました。文言を直すときは、画像を作り直して重ねるだけです。

感想

指示から完成まで、待ち時間を入れても1時間かかりませんでした。ただし「全自動」ではありません。何を映さないかを決めること、できた映像を確認すること、表示を整えることは、人の仕事でした。法律事務所の場合、作る作業よりも、この確認の方に時間を使うことになりそうです。

次に試すこと

  • 縦型の短い版を作る
  • 記事の内容を説明する短い映像を作る
  • 背表紙の文字のような細部を、指示の工夫で減らせるか試す

本記事は、特定のサービスの性能や安全性を評価・保証するものではなく、一般的な情報提供です。依頼者や事件に関する資料は、外部の生成サービスに入力していません。